Windows7が発売されてから1年が経過しましたが、問題なく使用しているWindowsXPユーザーの方は、特別な理由が無い限り、敢えてWindows7に乗り換えようと思っている方は少ないと思います。(もっとも、コアなユーザーの方や仕事として最新OSを導入する必要のある方は別ですが。^^)
ところが、どうしても乗り換えざるを得ない時期はやってくるようです。それはMicrosoftでのサポート打ち切り。
サポートが終了すると突然パソコンが使えなくなる事はありませんが、マイクロソフトが無償で提供するセキュリティ関連などの修正プログラムの更新を適用できなくなり、日増しに様々な問題に対して対応力が低下します。修正プログラムなんか当てない方が良いという向きもありますが、やはり、ネットに接続するパソコンであれば、最新にすべきでしょう。
Microsoftのサポートには、大きく分けて2種類のサポートフェーズがあります。
『メインストリームサポート』
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1. |
セキュリティ更新プログラムの提供 |
2. |
セキュリティ以外の新しいコンポーネントやService Packの提供 |
3. |
無償サポート |
4. |
有償サポート |
5. |
セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト |
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『延長サポート』
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1. |
セキュリティ更新プログラムの提供 |
2. |
セキュリティ以外の新しいコンポーネントやService Packの提供 |
5. |
セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト |
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WindowsXPの『メインストリームサポート』のサポート期限は既に2009年4月14日で終了していますが『延長サポート』は、2014年4月8日までと、あと3年余りあります。しかも、Microsoftのこれまでの通例として、一般に個人向けとされている製品であるHOMEエディションは、当初延長サポートの適用外となっていたのですが、延長要望の多さからProfessionalと同様に上記期限までの延長サポートの対象となりました。
両サポートの違いは、3.と4.の有り無しですが、一般のユーザーを前提にすると大事なのは1.と2.。
なーんだ、未だ未だへいきじゃん、と思われるかもしれませんが、実は、落とし穴があります。
それは、サービスパック(SP)と呼ばれる、いわばOSのサブバージョンに対する期限の違い。
(ご自分のパソコンのサービスパックバージョン解らない方は、こちらの方法で確認してください。)
SP2は、延長サポートの期限が2010年7月13日で終了しています。
『Service Pack 2』(または、サービスパックの表示がない)と、なっていたら、既にサポート外となっていて、上記1.の『セキュリティ更新プログラムの提供』の恩恵から外れて半年以上経っている事になるので、出来るだけ早くSP3へ移行しましょう。
SP2でもSP3でも上辺の使用感は、さほど変わらないのですが、新しいバージョンのウィルス対策ソフトが導入できない、周辺機器関係もいずれSP2は対象外となる可能性も高い、などの問題も発生してきます。
作業は、インターネットに接続している状態で「スタート」ボタンから、「すべてのプログラム」-Windows Update をクリックして開始します。
ブラウザが立ち上がり、Microsoftのサイトが表示されます。
ページには「高速」と「カスタム」というボタンがあり、アップデート内容を事前に確認したい場合は、「カスタム」、自動で(全部)アップデートしたい場合は、「高速」を選択します。
アップデートは、今回のサービスパックの他に未だパソコンにインストールされていない修正プログラムの類があります。特別の事が無い限り基本的には、これらの修正プログラムもインストールの対象にしましょう。
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WindowsXP |
メインストリームサポート終了日 |
延長サポート終了日 |
サービスパック2以前 |
2009年4月14日 |
2010年7月13日 |
サービスパック3 |
2014年4月8日 |
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◆マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル
http://support.microsoft.com/lifecycle/?c1=509
◆SP3へのアップデート
http://www.update.microsoft.com/
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